「自分の人生は自己責任です」という言葉を書きますと必ず反論があります。 過去にも何度もありまして、説明してきましたが、自己啓発などに馴染みがない一般の人々には理解しがたいことなのかもしれない、ということが最近わかりました。 まずはこの動画をご覧くださいませ。反論も入っており、その反論にお返事させていただきましたがコメントくださった多くの方は、この投稿の意味を理解していましたが、本当は逆で、8割の人は理解できないのではないかな?と思ったのです。 この投稿をInstagramで見る ワタナベ薫(@kaoru4374)がシェアした投稿 コメントをくださる方は、当ブログを読んでいたり、前向きに捉えている方ばかりなので、こういう内容も理解できますが、通常は自分の人生に向き合った人や経験がある人が理解できるのかもしれません。 大切な内容をたった20秒で伝えることなどやはり無理な話ですので、この記事で説明を加えたいと思いました。なぜなら人生を左右するくらい大切なことだから。 人生が自己責任である、というと、大抵このような反論が来ます。 今の政治が悪いのも自己責任ですか?家族が殺されたりしても自己責任ですか?夫が浮気したのも自己責任?上司からいじめられているのも?災害にあって死んだのも?飢餓で苦しんでいるのも?戦争で殺されたのも? ・・・いつまでも続きそうですが、人生自己責任の意味は、自分のせいと捉えている人が多いのでしょうね。自己責任と自分のせいは違います。 まず本題に入る前に一つお伝えしたいのは、自分に関係のあることだけ考えましょう、ということ。 地球の裏側のことまで心配している時間があるなら、自分の人生をよくすることにフォーカスした方がいい、ということ。 そして、大切な点ですが、自己責任の本当の意味は、 自分の選択により益もリスクも自分で負う というのが基本的な意味です。つまり、自分の選択したことではない身に受けている結果については、自己責任という言葉は当てはまらないです。どういう意味で言っているかと言いますと、 今起きている事柄に関して自己責任ではなくて、その後の生き方において、何を決定して、何を行動してどういう行動をしていくのか?については人生自己責任だ、ということ。 突如として降りかかる逆境などに「これは自分で選んだ試練なのだ」なんて思わないですね。 今、政治がおかしいのは別に私のせいではないのですが、おかしいものはおかしいので声を上げていく必要や選挙に行く必要があったりします。 しかし今の政治がおかしいのは、責任の一部は自分にもあると思っています。 政治に興味を持たなかった、以前は選挙に行かないときもあった、投票を他人に任せてしまったがゆえの結果。そういう意味では自分にも責任があります。 その上で、そこからの人生は自分の責任。今後、何を行動していくか?何を選択するか?その上で手にするメリットもリスクも自己責任です。 人生は選択で成り立っています。その選択のミスをしたときに、他責思考の人は、他人のせいにしたがります。 わかりやすい例えを一つ。以前、イタリアに旅行したときに、口を酸っぱくして言われたのは、スリが多いので気をつけるように!取る人が悪いのではなく、取られるほうが悪いと言われました。 日本では当然とるほうが悪いですが、取られる方が悪い、というのも意味がわかりますね。相手に盗みを働かせてしまう財布の持ち方をしているということだから。 そこで例えば、財布を取られたとします。あなたはそのスリを憎み続けますか?スリに気をつけるように、と言われたのに気をつけないで取られた・・・そして、日本に戻ってからもウダウダとそのスリを恨んで苛立ちを覚え、思い出しイライラしますか? 多くの方は、自己責任だったと自分を納得させることでしょう。そして、一つ知恵を得たということになります。そこではとられるほうが悪いのだ、本当に気をつけなければならない、と。 人生も同じ。 今置かれている環境はきっとあなたが小さな選択を重ねた結果のもの。 夫が浮気したのはあなたの責任は本当にないでしょうか?もしかしたら1ミリもないかもしれません。しかし、その夫を選んだのは誰ですか?きっと自分で決定したはずです。 親が毒親だったことも自分では選べません。それは自分の責任ではありません。しかし、その後の行動は自分の責任で選べます。 私の父も今で言う毒親でしたから、(ここには書けないようなことばかり)父を呪いながら生きることもできますが、せっかくの自分の人生、自分の人生にフォーカスしたほうがいい、と自己責任で家にもほとんど帰りませんでした。 離れる、二度と会わない、縁を切る、どの選択もできます。 「人のせいにして生きてもいいよ」という耳に心地よい言葉で慰められて生きるのもよし。 「自分の人生、自分の自己責任で切り開いていこう!」の厳しい言葉で奮い立ち生きるのもよし。 最後に「自己責任」という言葉は、時々つらく感じるかもしれません。(捉え方の問題でもありますが)もちろん、どんな考え方も、どんな行動も自分で自由に選択してそして、自分続きをみる
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